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カテゴリ: 中国史雑学 | コメント(0)

2013021901
 
1368年、日本では足利義満が第3代将軍に就任したばかりの頃、中国では貧農出身の朱元璋(後の洪武帝)が南京を本拠として長江流域の統一に成功し、を建国しました。
 
建国した洪武帝はただちに北伐を開始、モンゴル族の元王朝を駆逐し長城以南の中国を統一、その後は功臣の大量粛清を経て皇室の藩屏である諸王がにらみを利かせた長きにわたる皇帝独裁体制の基礎を築いていきます。

 
ところで明王朝で”諸王を封建する制度”が設けられたのは建国3年目の1370年、洪武帝の子供たちを成人に達した者から順に北辺や内地の要衝の王に封じていき、最終的に25人もの諸王が誕生した訳ですが、その王の名前にはある共通点があります。

 

諸王に封じられた洪武帝の子は朱標(建文帝の父)、朱[木 + 爽]、朱棡、朱棣(後の永楽帝)、朱[木 + 粛]、朱楨、朱榑、朱梓、朱杞、朱檀、朱椿、朱柏、朱桂、朱[木 + 央]、朱植、朱栴、朱権、朱楩、朱[木 + 惠]、朱松、朱模、朱楹、朱桱、朱棟、朱[木 + 彝]ですが、実は全員名前の何処かに「木」の文字が存在するのです。
 
これから先、ネズミ算的に増える予定の皇室の名前の重複を防ぐため、洪武帝以後の皇族の名前は全て陰陽五行説に基づいて命名されております。

 

引用元: 明 – Wikipedia.

洪武帝以後の皇帝は五行説に従い、名前に「木火土金水」(例:→高→瞻→祁→見)の部首を持つ漢字を、親から子、孫へと継承している。

 
また、上記の法則に加えて「字輩」なるものが存在します。
 
これは子供の名前に同じ一文字を付与する事で「先祖が誰か」とか「祖先から数えて何世代目なのか」を明確にするための中国独自の文化なのですが、明王朝では洪武帝在位中に上記に挙げた25人の諸王ごとに異なる「字輩」20世代分を作りました。

 

明太祖諸子字輩譜 – 维基文库,自由的图书馆.

東宮擬名曰:允文遵祖訓,欽武大君勝,順道宜逢吉,師良善用晟。
秦府曰:尚志公誠秉,惟懷敬誼存,輔嗣資廉直,匡時永信惇。
晉府曰:濟美鍾奇表,知新慎敏求,審心咸景慕,述學繼前修。
燕府後為帝系,曰:高瞻祁見祐,厚載翊常由,慈和怡伯仲,簡靖迪先猷。
周府曰:有子同安睦,勤朝在肅恭,紹倫敷惠潤,昭格廣登庸。
楚府曰:孟季均榮顯,英華蘊盛容,宏才升博衍,茂士立全功。
齊府曰:賢能長可慶,睿智實堪宗,・・・

(以下略)

 
どういった規則で上記の漢字にしたのかは知りませんが、これで漢の中山靖王劉勝の様に50人ほど子供をこしらえても名前の重複気にしなくてノープロブレムーってな訳です。

 
ともあれ、身近に「朱」が付く名前の人がいたら皇族にまつわるのか確認してみるのもおもしろいかもしれませんね、っつーかそんなこと余程物好きで無いとやらないだろと思いますが一応そう言っておきます。
 
まぁ折角なので、諸王・世代別の字輩一覧を纏めたイメージファイルを置いときますんで、興味のある方はどぞ。
 
2013021902

 
しっかしこんな記事、更新停止している間にしか投稿できないよな。


投稿者: Udoso | 投稿日: 2013/02/20 06:00 AM | コメントを書く

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2017/06/20 02:31 PM

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