スヌーカーゲーム

このゲームは「イングリッシュポケット」と呼ばれイギリスでは伝統のあるゲームです。
最近ではオーストラリアや東南アジアでも盛んに行われており、日本でも少しづつ普及し始めています。
スヌーカーゲームは通常のポケットゲームで使用するテーブルよりも一回り大きいテーブルを使います。
さらにボールも一回り小さく、狙いにくくなっているので通常よりフォームは低く、V字のブリッジでプレーする必要があります。

ルール

ボールの数は1つの白玉(手玉)と赤が15個、黄、緑、茶、青、桃、黒各1個ずつの的玉、合計22個のボールを使用します。
これらのボールにはポケットゲームとは違って玉に番号が振られていません。
色付のボールには色別に点数が違っています。

スヌーカー

手玉の置く場所ですが、上の図の様に黄色の玉から緑の玉まで手前に向かって半円を描いたエリアがブレイクポイントになります。
それから赤玉に当てる事になりますが、通常は赤玉の右、もしくは左端に極薄く当ててからクッションに当て、黄色、茶、緑の玉の後ろに持っていく方法がオーソドックスな打ち方です。

次に入れる順番を説明します。

まず、最初は必ず赤い(1点)玉を落としていきます。
赤ボールを落とす事が出来たら次に赤以外の玉(黄、緑、茶、青、桃、黒)を落としていきます。
そして赤以外の玉を落とした場合、その玉を台上の所定の場所に戻し、再び赤い玉を落としていきます。
このように赤と赤以外の玉を交互に落としていきゲームを進めていきます。

赤い玉が全てポケットに入れたならば次は赤以外の玉を得点の低い順(黄→緑→・・・)から落としていきます。
こうして、全ての玉がポケットに落ちた時点でゲーム終了となり、合計得点の多いプレイヤーが勝ちとなります。

ファウル

スヌーカーのファウルはポケットゲームでのファウルと似ています。
例えば赤い玉を落とさなければいけないのに、赤以外の玉を当ててしまった時や、手玉がポケットに落ちてしまった場合はファウルの対象となります。
ファウルとなった場合、相手プレイヤーにペナルティとして4点を与えなければなりません。

スヌーカーは「隠す」と言う意味を持っているように、使う玉の数が多いだけあって次に打ちたい玉が他の色の玉に隠れてしまってしまい、ファウルになる確率は他のビリヤードのゲームに比べて非常に多いです。
また、ペナルティの得点が高得点なので、自分に有利になるように、しかも相手が撞きにくい場所に意図的に手玉を持っていくセーフティなプレイをする事も勝利の鍵になります。

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