四つ玉 |
四つ玉ゲームはキャロムゲームの一種であり、 あらゆるビリヤードの種目の基本の要素を持っているゲームです。 ボールの持っている特性や運動、入射角、反射角・・・と云ったような ビリヤードの基礎的な技術は全て四つ玉には含まれています。 また、ゲームに対する制限、規約が他のゲームに比べて少ないのが この四つ玉ゲームの特徴といえます。 初めてビリヤードを覚える方は基礎技術の習得、 さらに実力を付けたい方は基礎技法をもう一回見直してみるのはいかがでしょうか。 |
並べ方・先攻後攻の決め方
四つ玉ゲームは白い玉(手玉)2つと赤い玉(的玉)2つ、計4つのボールを使用します。
玉の並べ方はポケットゲームの並べ方、他のキャロムゲームの玉の並べ方とは少し違います。
まず、赤い玉(的玉)をそれぞれフットスポット、ヘッドスポット上に置き、的玉とそこから近い短クッションの中心点にそれぞれ手玉を直線状態になるように並べます。
続いて先攻後攻の決めかたですが、日本の競技ではバンキングが一般的です。
バンキングの勝者が先攻・後攻のどちらかを選択する事になりますが、手玉はファウルの一つである「玉違い」を防止する為、手玉の一つに黒い印が付いています(それをブラックボールと言う)。
先攻者はそのブラックボールを使用し、後攻者はもう一つの印の付いていないボール(ホワイトボール)を使用するのが基本ルールとなっています。
ルール
キャロムゲームは得点制であり、持ち点(ハンディキャップ)といったものが存在します。
上級者になればなるほど持ち点は多くなっていきます。
6~7イニング撞いて見て、獲得した得点が大体の目安となっています。
初めての方は5~10点位から始めた方が良いでしょう。
肝心のルールですが、自分の手玉を使って他の3つのボールの内、2つ以上当てる事が出来れば「1点」となり、続けてプレーする事が出来ます。
もし、2つ以上当てられなかった場合、ファウルをした場合は相手と交代になります。
こうして交互に撞いていって、決められた持ち点に達した方が勝ちとなります。
但し、後攻者が先に持ち点に達した場合、そのまま後攻者の勝ちとなりますが、先攻者が先に持ち点に達した場合、「後撞き(あとづき)」と言って後攻者が4個のボールをそれぞれサーブの時の状態に並べ直して撞きます。
その後撞きでミスやファウルになったら先攻者の勝ちとなります。
しかし、後攻者がそのまま自分の持ち点に達する事が出来た場合、引き分けになります。
ファウル
四つ玉を始めとするキャロムゲームは特に気になるファウルはありません。
ただ、ビリヤードの基本的なファウル(玉違い、玉場外、二度撞きなど)は存在します。
現在のファウル後の処置は全てフリーボールになります。
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