ちけらっちょ!なN君(再会編)



─── 2000年12月29日午後10時...


20世紀が幕を閉じようかとしている頃、
私はI君と約半年ぶりの再会を果たした。


I君「おーす、ご無沙汰。・・・生きてたかー。」
私 「いや、死んでた。・・・つーか、取りあえず上がってよ。」
I君「ああ・・・んじゃ、お邪魔しまーす。」



I君と久々に会ったのには「ある理由」があった。



それはN君との三者対談。




その頃、私はインターネット上に

「Mr.Narbee~N君がいっぱい~」

を公開していたが、実はI君の方も

「Mr.Narbee別館」

なるモノを作って、I君サイドから見たN君のエピソードを公開していた。


分類すると同じ文章系、そして同じ悩みを抱えていた。


それは、他にも覚えているN君の様々なエピソードを更新したくても
如何せん数年前の話なので、詳細まで思い出す事が出来ないのだ。


そこで、互いに『掲載しよう』と思っているエピソードの細部について確認しあったり、
実際にN君と会ってみて、情報収集を行う事にしたのであった。






I君「いや~、久々にN君に会えるかと思うとドキドキするよ~!」


とI君の手にはデジカメを握り締め、半ば興奮状態であった。
頭の中では、既に『情報収集』以上のモノを求めている。



そう、スクープだ。






私 「よし・・・それじゃあ、連絡してみますか。

私は以前にN君から教えてもらった携帯に電話をかけた。

緊張の一瞬だ。



『トゥルルルル・・・・・・トゥルルルル・・・・・・』



6回ほど呼出音がなった後、





N君「(ガチャッ・・・)は~い、もしもしぃ~♪ひさしぶりぃ~~♪」


「待ってました」と言わんばかりの嬉しそうな声で、N君が電話に出た。


私 「お・・・おー、N君。この前はお疲れー。」
N君「いやー、この前は久々に会えて嬉しかったよ。」



私も嬉しかった。
しかし、その理由は若干N君とは異なる。



ともあれ、簡単な挨拶をしてから、私は早速本題へと持っていった。



私 「この前さ、『何時でも連絡してー♪』って言ってたでしょ?
   N君、今日大丈夫?」




N君は暇を持て余してると思っていたので


『うん、いいよ~♪』


と言うだろう・・・・と思ったら、意外な答え。



N君「あ・・・ゴメン・・・実は今から仕事なんだ・・・。」
私 「えっ・・・・・そうなの?」


今から・・・と云うと、当然までか・・・・。

しまった・・・現在のN君の仕事に「夜勤」があるとは計算外だった・・・。



N君「うん・・・実は最近夜間にシフトを入れてたんだ。
   だからゴメン、今日は無理だと思う・・・・」

私 「そうなんだ・・・」



残念そうなN君の声・・・とその時、



私 「あ・・・N君!・・・ちょっと待っててー!」


そうだ!

そんな時に頼りになるのはI君だ。



私 「I君~、今からN君仕事だってさ。どうする?
I君「え~、マジ~?!・・・ちょっと替わって!」


代わりにI君が電話に出た。



I君「もしもーし、Nくーん?」
N君「・・・あれ?I君?!・・そっか、一緒居たのかぁ。」
I君「久しぶりー、ところで今日は大丈夫?」
N君「いや、さっきも言ったんだけど、仕事が入っててさぁ・・・」

I君「ふぅ~ん・・・じゃあ、サボっちゃえば?
N君「・・・・えっ?!」




・・・さすがI君。

久し振りに会ったのにも関わらず、遠慮と云うものが全く無い
10秒も経たずにイニシアチブ獲得だ。



N君「え、えへへへ~、それは無理だよ~。」
I君「・・・あ~あぁ・・・酷いよなぁN君。」
N君「え?なんで??」
I君「俺なんか明日朝から仕事なのに、
   『N君に会えるよー』って聞いて徹夜覚悟で来たのにさー・・・。」

N君「え?そうだったんだー。ゴメン・・・。」




志村ー、嘘ー、嘘ー。




I君「一回ぐらいサボったって良いでしょ、N君?」
N君「う~~~~~~~~ん・・・・・どうしようかな・・・・。」


(おっ、N君、迷っているみたいだな。)


もう調子だと後一押しだな・・・・と思った直後、



N君「・・・・・・やっぱダメだよ。うちの工場、人足りないし・・・・。」
I君「・・・そっかぁ・・・。」



今度はI君が迷う立場になってしまった。
うん、少しはN君も成長したようだ。



しかし、久々に会えると思ったのに・・・残念だ。

まぁ、N君が休むと他の人に迷惑かかる、って言うならしょうがないな。



『I君、今日はしょうがないよ・・・・・』


と言おうとした時、N君から意外な言葉が返ってきた。




N君「それじゃあさ♪今日12時から仕事だからさ、今から会おうよ♪
   今10時だし、今から行けば1時間位は話出来るでしょ♪」




・・・1時間か・・・・

うん、情報収集するには十分な時間だ。




I君「オッケーオッケー!んじゃ、今から行くわ!じゃーねー(ガチャン!)


こうして私達は30分後にN君と待ち合わせする事になった。
場所は隣の町にある大きなボーリング場だ。

電話を切った私達は、すぐにI君の車で待ち合わせ場所へと向かったのであった。





「第1回N君懇談会」の始まりだ。














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